広島大瀬良大地投手(23)が17日、年明けに前田健太投手(26)らが行う自主トレに参加することを明かした。今季10勝を挙げたものの、防御率は4・05。防御率3点台前半を目標に掲げ、今季の反省点も挙げながら、マエケン塾で投球術をじっくり教わるつもりだ。大分・由布市で始まった湯布院リハビリキャンプに7選手とともに参加。21日までオーバーホールに取り組む予定だ。
ほとばしったのは、温泉につかったから、だけではない。大瀬良はさらなる進化を目指し、マエケン塾入門を決めていた。年明けの合同自主トレで、都内で共に汗を流すことを明かした。「やりたいなと思って様子をうかがっていたんですけど、行くぞ、と言っていただいて。是非!
と」と笑顔がはじけた。
普段から盗もうとしているが、この機会だからこそ聞けることがある。1年間戦い、自分の弱点を把握していた。好調時の投球に手応えはあった。だが、直球の走りに不安を感じる試合は崩れた。直球が不安定であれば、もう1つの武器でもあるカットボールも思うようにいかなかった。「引き出し、軸になるボールがなかった。あと1つ、2つ。そこが足りない」。幅が狭くなり、KOされた。
塾長は直球の他にもスライダー、カーブ、チェンジアップなどあらゆるボールが軸になる。「試合を見ていても、修正しているな、という感じ」と、勝てる理由をかいま見ていた。キャンプでは新球スプリットの習得を目指しており「軸となるボールについて、どういう考えを持っているのか聞いてみたい」。悪いなりの投球も教わるつもりだ。
目指す先は防御率3点台だ。今季は10勝8敗で防御率4・05。2桁勝利も「野手、救援陣に助けてもらった」と悔しさが残る。「防御率をできれば2点台後半から3点台前半にしたい」と数字の目標を掲げた。つかみ取る白星を増やし1歩ずつ前田に近づいていく。
21日までオーバーホールに努めるが、その目はもう来季を見ている。日米野球では藤浪、大谷ら年下の選手も活躍している。「刺激はもらっています。WBCに名前が挙がる選手になれるくらい、頑張りたい」。実力を謙虚に受け止め、大瀬良は前に進む。【池本泰尚】



