野球殿堂博物館は28日、来年1月に決定する野球殿堂入りの候補者を発表した。プレーヤー表彰は、ロッテなどで通算117勝を挙げた小宮山悟氏(49=日刊スポーツ評論家)中日で通算2480安打を放った立浪和義氏(45)、盗塁王を3度獲得した広島緒方孝市監督(45)ら9人が新たに候補に加わった。巨人原辰徳監督(56)、ヤクルトで活躍した古田敦也氏(49)ら前年までの候補者14人を含めた23人が投票の対象となる。

 エキスパート表彰では、今季限りで楽天監督を退任した星野仙一氏(67)、巨人で2度首位打者に輝いた篠塚和典氏(57=日刊スポーツ評論家)、前西武監督の伊原春樹氏(65)ら5人が新たに候補に入った。前年までの14人と合わせ候補者は19人となった。

 プレーヤー表彰は現役引退から5年以上経過した人が対象で、候補でいられるのは15年間。エキスパート表彰はユニホームを脱いだ監督やコーチのほか、現役引退から21年以上経過した人が対象となる。選考は報道関係者や球界関係者による投票で行われ、来年1月23日に発表される。