新たな“家”を土台から支えます-。日本ハムからヤクルトにFA移籍した大引啓次内野手(30)が5日、都内の球団事務所で入団会見を行い、「1人1人が『優勝したいんだ』と強い気持ちを持てば、必ず手の届くチーム。それに一役買いたい」と決意を示した。
名は体を表す。建築用語での「大引」は、木造建築の最下階の床を支える横架材を指す。強さと耐久性が不可欠な重要部分だ。新天地で求められるのは、まさにこの役割。一見控えめな「やるべきことをやって、その上で周りが自分の姿に気付いて、いい方向にいけばうれしい」という抱負に自覚がにじんだ。
背番号には若手へのメッセージが込められた。球団からは、若松氏や青木(ロイヤルズFA)が背負った「1」を提示されたが辞退。「恐れ多い。歴代の素晴らしい先輩方の背番号。若い選手が引き継いでもらいたい」と「2」を選んだ。
大風呂敷は広げないが、遊撃手として「もちろん(全試合)出るつもり」と言い切った。同ポジションで全試合出場を果たせば、チームでは03年の宮本慎也氏(日刊スポーツ評論家)以来。「グラウンドに立ってチームを引っ張っていきたい」。強い覚悟で新天地を支えていく。【佐竹実】



