1億円プレーヤーの仲間入りを果たした日本ハム大谷翔平投手(20)が、慈善活動にも乗り出していく姿勢を示した。6日、福島県で行われた東日本大震災の復興支援イベント「ベースボールフェスタin福島」に参加し、小学生約300人と交流した。昨年も地元岩手で西武菊池とイベントを行っており、自覚十分に、社会貢献活動へ関心を寄せた。
歓声はひときわ大きかった。東日本大震災で被災した小学生たちの目は、大谷の一挙手一投足を追った。「東北でイベントをする機会もなかなかない。楽しかったです」。復興支援を目的としたイベントは昨年に続き2年連続参加。「まずはもっといい選手になること。目標としてもらえる選手になってから」と、“条件付き”だが、将来的には率先して慈善活動に取り組みたい思いもにじませた。
前日5日には、来季年俸1億円(推定)で契約更改した。この日は駅のプラットホームで、外国人からサインをねだられる場面もあった。まだ高卒2年目が終わった段階だが、社会貢献活動への意識も芽生えている。「僕が何か与えるということじゃないけど、見てもらって何か感じるものがあればうれしい」。綱引きやリレーに参加し、グラウンド上と同じように、全力でイベントを楽しんだ。
空き時間には、ドラフト同期の阪神北條、ロッテ田村らと言葉を交わした。「鈴木(広島)とは話したことがなかったのでよかったです。(同期は)いい選手が多いと思う」。2年連続2桁勝利を挙げた阪神藤浪もいる黄金世代。大谷は「いまはまだ大卒が入ってきていないし、人数は少ないですが…」と、大学進学組もプロ入りする2年後には、同期生での社会貢献活動にも思いを巡らせた。
無邪気な小学生から耳元で「お金どれくらい持ってるの?」と質問され、「(返答は)軽く流しました」と、ほのぼのとしたやりとりもあった。子供たちと同様、大谷の表情も充実感に満ちていた。【本間翼】



