呉昇桓「軍団」を結成だ!

 阪神の守護神呉昇桓投手(32)が来年1月上旬に行うグアムでの自主トレに若虎投手陣も加わることになった。2年目金田和之投手(24)、4年目岩本輝投手(22)に加えて勝利の方程式入りが期待される3年目松田遼馬投手(20)も参加を検討する。投手陣が1年の慰労で出かけた韓国旅行を出迎えた呉昇桓が参加を呼びかけた。

 兄貴の誓いにウソはなかった。日本シリーズ後に「もちろん歓迎さ。お互いに習うことはあるので積極的にね」と語っていた南国自主トレへの誘い。グアムでの「石仏軍団」結成へ、動いたのはなんと呉昇桓本人だった。10歳以上年下の松田は「グアムの話を少ししました。行きたい思いはあります」と突然の誘いに目を輝かせた。

 先日、阪神投手陣が2泊3日の投手会で韓国にやってきた。呉昇桓はツアーコンダクター役を担うと、テキパキとご一行を案内してまわった。セレクトした料理店では、野球の話も二の次で楽しく談笑。1年の労をねぎらう趣旨の通り、マッサージ店も紹介し、エステも準備。想像以上のおもてなしに松田が「みんなで行って楽しかったです」と話すなど大好評だった。これだけではない。旅の締めに用意された「手みやげ」が若虎の心を揺さぶっていたのだ。

 来年も一緒に勝利を目指そう-。そんな熱い思いが自然と湧いたのだろう。松田だけでなく金田、岩本を「石仏軍団」に招待した。誘われた後輩たちは大歓迎。高卒3年目の強化指定選手で、オフは鳴尾浜でのトレーニングが基本の松田も、立場を理解した上でグアム参加の可能性を探る。来季は呉昇桓へつなぐ「8回の男」を期待される立場。兄貴分の呉昇桓も、一緒にやろうと声をかけずにはいられなかった。

 今季は64試合に登板し39セーブでタイトルを獲得。頼もしすぎる右腕が、若手にとっては最高のお手本になる。【松本航】