すてきなカルテット名を命名して下さい!

 巨人は8日、都内ホテルでヤクルトとDeNAからFA宣言した相川亮二捕手(38)と金城龍彦外野手(38)の入団会見を行った。ともに1年契約で相川は背番号23で年俸7000万円、金城は背番号33で4000万円(金額は推定)。同席した原辰徳監督(56)は来季40歳を迎える高橋由、井端とのアラフォー4人を「同世代でいいネーミングがあれば」と売り出し、レギュラー獲得にも期待した。

 巨人軍80年の歴史でも、熟練のアラフォー4人衆がそろったことはないだろう。原監督は相川、金城を見て「由伸、井端と同世代でいいネーミングがあれば。何とかカルテットとかね」と報道陣に呼びかけた。

 来季40歳を迎える高橋由、井端に加え、39歳になる2人を戦力として計算している。「2人ともレギュラーを狙ってほしい」。相川は一塁手転向の阿部の後釜を小林らと争うことを、金城も多士済々な外野陣の一角に入ることを期待する。

 共闘へガッチリと手を組む。相川は五輪やWBCでも僚友だった高橋由、井端に対し「プロの年数は自分の方が上だけど、勉強になることがたくさんある」と尊敬を示した。金城も「一緒のチームで戦い、今後の自分に生かしたい」と吸収するつもりだ。

 巨人には子供のころから思い入れがある。相川は巨人ファンではなかったが、激励会に参加し、現DeNA中畑監督、篠塚氏と写真撮影した思い出がある。「中畑監督が厳しい顔で写っていた。そういうことは子供たちにしちゃいけないなと。だから僕はいつも子供には笑顔です」と冗談まじりに笑わせた。金城も小1で初めてもらったユニホームが背番号26。「西本さんがつけていた番号。投球フォームをマネしました」と懐かしんだ。

 クアトロ40、Gートルズ、オヤジスティック4、フォーアミーゴス…。収まりのいい名前がついた時、日本一奪回への最強の熟練工になる。【広重竜太郎】