日本ハム栗山英樹監督(53)が、来季のレギュラー構想が白紙であることを明かした。13日、帯広市内で講演。今季台頭した若手選手らを紹介しつつ、ポジションが確約されている選手はいないと断言した。競争が激化しそうな来春キャンプでは結果至上主義のサバイバルになると予告。野手陣を大シャッフルする可能性も出てきた。
なごやかに進んでいた講演の途中、栗山監督が思わず聴衆に問いかけた。今季台頭した若手選手の話題から、来季のレギュラーについて話が及ぶと「誰か教えてください」。現時点で来季の野手構想は白紙だった。講演後、あらためて「普通に考えたら安泰なのは2人だけ。でも(陽)ダイカンや(中田)翔だって分からない」と、過激な大シャッフルの可能性も示唆した。
現状では野手全員が横一線の状態だ。「1人(ポジションが)変わることで、3つ4つ変わってくる」。現状で栗山監督の頭の中では、約40通りのプランはあるという。例えば4番中田を、どこに守らせるか。「外野か一塁か。まだ分からない」。主砲の守備位置も他の野手との兼ね合いで複数パターンを準備する。小谷野、大引がFA移籍で抜け、陣容も大幅に変わる。「大きく変わらなきゃいけない過渡期。なるべく素に考えていく」と、フラットな目線でチームを再構築する。
来春キャンプは競争原理に従う。「キャンプ後半からは競争。結果を残した人が自然に(レギュラーとして)いる感じ」とイメージする。新外国人のレアード、ハーミッダは守備力も高いと評判。レンジャーズ傘下3Aを自由契約になった田中との契約も秒読み段階で陣容は固まりつつある。実力伯仲のレギュラー争いとなることは必至で「100%の能力を出せば勝てる」。ポジションを獲得するのは誰なのか。誰ひとり安心できない緊張感が、チーム力をさらに押し上げる。【木下大輔】



