ロッテ大嶺兄弟が13日、オフのイベントで初共演した。千葉市の稲毛海浜公園屋内運動場で野球教室を行ったが、祐太投手(26)と翔太内野手(23)がそろってイベントに参加するのは意外にも初。今季は8月14日の日本ハム戦(札幌ドーム)で初の同時出場を達成し、契約更改も同じ日に行うなど、兄弟共闘の機会が増えてきた。

 だから来季の目標はそろってお立ち台に立つことだ。「そうなればいい。そのために今は一生懸命練習しています」と祐太は言う。3日から埼玉県内の施設で自主トレを始めたが、今年は初めて翔太も時々、一緒に汗を流している。

 今季は8月7日の楽天戦で初安打初本塁打を放ち、ヒーローインタビューを経験した翔太にとっても思いは同じだ。「まずは1軍にいないとそういう場面もない」と、例年より2週間早く自主トレを開始。禁酒も始めた。ドラフト1位で同じ内野手の中村奨吾(22=早大)が入団するが「プロは僕の方が長い。負けない自信はある」と、兄弟そろっての活躍を期している。【矢後洋一】