<チャリティーサッカー2014:東北ドリームス12-8JAPANスターズ>◇14日◇ユアスタ

 楽天銀次内野手(26)がパ・リーグの「エースストライカー」となる。チャリティーサッカーに参加し、Jリーガーを相手にハットトリックを決めた。岩手出身ということもあり、東北支援のために昨年に続く出場。後半48分、今季限りで引退する仙台FW柳沢からのクロスを右足でボレーシュート。豪快にゴールネットを揺らすと、「銀次」コールが鳴りやまなかった。「1試合3打点もなかなかないのに。ハットトリックなんて。皆さんのおかげです」と3点目の瞬間を喜んだ。

 求めていた勝負強さだった。PK、FK、そして流れの中での1発と、シュート4本中3本を得点に結びつけた。野球なら得点圏打率7割5分の高打率に、「今日みたいに決められたらいい」と理想の姿だったと強調する。今季は得点圏打率3割3分6厘でリーグ5位。上々の数字だが、試合を決められる場面で好機を多くつぶしたとの後悔がある。この日のように落ち着き、狙い澄ました一振りがあればもっと打点を挙げられると確信。「来季は得点圏打率1位を目指す。勝負強いところを見せないといけない」と手応えを口にした。

 小学校時代に遊び程度でプレーしたぐらいだが、試合中にもかかわらず場内アナウンスで競技転向も打診されるほどの腕前。それでも「野球の方がいいです」ときっぱり。楽天の日本一奪還へ、頼れる点取り屋を目指す。【島根純】