ムネリン感激!

 オリックスの新人選手が14日、神戸市内の選手寮「青濤館」を見学した。ドラフト2位の横浜隼人・宗佑磨(むね・ゆうま)内野手(18)はイチローの大ファンだけに、かつて暮らした場所に足を踏み入れてテンションアップ。プロではイチロー級の活躍を誓った。

 制服姿の宗は「ここがそうなんですね…」ときょろきょろと施設を見て回った。406号室には「鈴木一朗」のネームプレートが掛けられている。宗は小3で野球を始めてからイチローをテレビで見ていた。強く引きつけられたのは09年のWBC決勝戦。決勝の2点適時打に鳥肌が立った。

 それからイチローの映像を何度も見て、関連する本も読んできた。「日ごろの生活からリズムを崩さないのがすごい。僕はこれからできるようになれば」。川崎宗則(ブルージェイズFA)と同じ右投げ左打ちの内野手で、高校時代は「ハマのムネリン」とも呼ばれた。“本家”と同じく、こちらもイチローへのあこがれは相当なものだ。

 ギニア人を父に持つ。身体能力に優れており、高い潜在能力を秘める。「イチローさんみたいな選手になりたい」。来年1月の新人合同自主トレで、真っ先にあいさつできればと考えている。【大池和幸】