阪神が来春キャンプで新人5選手全員の2軍スタートを検討していることが18日、分かった。

 球団幹部が「昨年(今季)の岩貞のこともあったから、無理をさせることもない。慎重に判断する必要があるだろう」と見通しを語った。今季のドラフト1位岩貞は沖縄・宜野座キャンプスタートが早々に内定していたが調整スケジュールが乱れ、結果的にキャンプ中の左肘故障につながった。今ドラフトでは即戦力として期待の1位横山雄哉投手(20=新日鉄住金鹿島)が11月に21Uワールド杯に参加。球団内に慎重論が出ている。

 横山ら新人3投手は甲子園を訪れ、1月の入寮に向けてトレーニング法を教わった。故障防止を最優先に、1月下旬のスタッフ会議でキャンプ振り分けを正式決定する。