ソフトバンク中村晃外野手(25)がボール1個分を修正し首位打者獲りに挑戦する。23日、福岡・筑後市で、約600人が集まったトークショーに出席すると、来季へ明確な照準を披露した。今季は最多安打(176本)でプロ初タイトルを獲得。「来年もタイトルを獲りたい。首位打者もそう」。打率を上げるためにも、四球をいかに増やすかがカギだ。「今年は自分のストライクゾーンがボール1個内側にずれていた。体が開くから内角の難しい球に手を出す」と、ズレを修正することで、凡打も減らす。

 来季の打席登場曲も決めた。同い年の福岡出身の女性歌手fumika(25)の「ドアの向こうへ」。球団納会のゲストで歌った縁で知り合った。「もう1度立ち上がれ

 何度でも立ち上がれ-」という歌詞に中村も共感。この日、トークショーの後、fumikaがファンの前で披露し、反応も上々。初の首位打者へ、打席前の大きな後押しとなりそうだ。【石橋隆雄】