ソフトバンク内川聖一外野手(32)が27日、開幕4番を新たな目標に掲げた。この日、地元テレビ局TNCの報道番組「土曜ニュースファイル

 CUBE」にゲスト出演。「4番は限られた人しか打てない。監督から『お前に任せた』と言ってもらいたい。どうせなら開幕から4番を打ってみたいですね」と話した。

 今季は李大浩が全試合4番で出場。内川は主に3番を務め、打率3割7厘、18本塁打、74打点の成績を残した。4番が固定されなかった13年には21試合で4番を務めたが、来季は開幕から4番に座りたいという思いが強い。「去年は打ったことがあるけど(打順が固定されない)ああいう状況の中での4番だった。野球を始めた時から、一番打つ人が4番だというイメージがありますから」。静かに李大浩に挑戦状をたたきつけた。

 8年連続打率3割と本塁打王をすでに目標に掲げており「パ・リーグは40本くらい打たないと本塁打王をとれない。45本くらい打ちたい」。狭く改修されるヤフオクドームも追い風となるはず。「後輩に恥ずかしい姿は見せられない。目標としてもらえる選手になりたい」。安打製造器から主砲へ。32歳の内川が、さらなる成長を目指している。【福岡吉央】