今宮が別府の顔になる!

 ソフトバンク今宮健太内野手(23)に4日、地元大分・別府市の浜田博市長から「別府ONSENツーリズム大使」就任のアツ~いラブコールを受けた。この日、同市内で行われた野球教室に参加。大使就任にも前向きで、試合で結果を残すことで露出を増やし、出身地の別府をPRする。

 高台から別府湾を見下ろす稲尾記念球場。別府出身で、かつて西鉄のエースとして活躍した故稲尾和久氏の名前が刻まれた地で、地元の子供たちに野球を教えていた今宮のもとに、別府市長からホットな依頼が舞い込んだ。「別府ONSENツーリズム大使」就任への熱烈オファー。野球教室に列席した市長から、大使としての別府市PR役就任を熱望されたのだ。

 「昔は別府といえば稲尾さんだったが、今は今宮選手。彼は別府市とは切っても切れない関係だし、別府の誇り。今、一番宣伝効果のある方ですし、別府出身ということが知られればPRになる。ぜひお願いしたい。(今年4月までの)任期中に(大使就任要請の)話を進めたい」

 今宮も乗り気だ。別府は日本有数の温泉地。今宮も自宅に温泉が引かれている環境で育っており、温泉は特別な存在。「別府を離れて温泉に入る回数が減ったことで、逆に良さを感じるようになった。寒い時に入って汗をかくのがいいんですよね。(大分市との境にある)高崎山もボスサルだったベンツが有名ですし、生態を見るのも面白い」と、地元の魅力を語った。

 現在、同大使は21人いるが、地元の政財界関係者が多く、スポーツ選手の就任となれば初。別府ではかつて、稲尾氏が地元のスター的存在だったが、今は今宮が地元の星。今年7月に24歳を迎え、年男として挑む15年シーズン。グラウンドで結果を残すことでチームを日本一連覇へと導き、地元別府からフツフツとわき出る期待に応えていく。【福岡吉央】

 ◆別府市

 大分県第2の都市。人口約12万人。日本一の湧出量を誇る温泉地として知られ、市内には日本の総源泉数の約1割に当たる約2200カ所以上の源泉がある。鶴見岳や別府タワーなどが観光名所で別府とり天、別府冷麺、温泉の湯気で蒸した別府プリンも有名。年間約800万人の観光客が訪れる。出身の有名人は山下久美子(歌手)元琴別府(大相撲)大塚明(ロッテコーチ)荒金久雄氏(元ソフトバンク)ら。

 ◆ホークスの主な大使

 07年に松中が地元の熊本・八代市の八代よかとこ大使に就任。12年には母の出身地である佐賀・嬉野市で毎年自主トレを行っている本多が嬉野観光大使に任命された。昨年12月には大分市出身の内川が大分市スポーツ大使に就任した。