打線爆発へ視界良好だ!
ソフトバンク松田宣浩内野手(31)が5日、ヤフオクドーム内の室内練習場で15年の初打ちを行った。今季から球場内の照明が全面的にLED化される予定。室内練習場はすでに導入されており、選手会長がその効果を実感。ドーム改革がさらに打撃陣に追い風になることを確信した。
練習を終えた松田のテンションは異常に高かった。15年初打ちの感触が良かっただけではない。ある変化に興奮を隠しきれなかった。「ワンタッチで消えた。LED、明るかった!」。ヤフオクドーム内の室内練習場で初めて打撃練習を行ったのだが、天井の照明がボタン1つで瞬時に点灯。これに衝撃を受けた。
ヤフオクドームではグラウンド照明を全面的にLED化することを11月に発表。今月8日から着工し、2月28日の完成を予定している。ドーム球場では日本初の試みだ。高演色LEDは国内トップクラスの出力で、テレビ中継にも対応する色再現性を誇る。これがひとあし先に室内練習場に導入されていた。
たかが照明、されど照明…である。昨年までは1度消灯すると、再び点灯するまで20分かかった。「誰が消したんや」というイライラが選手の間であったという。LED化されたことで、待たされる問題は解消。気分よく打撃練習に臨める環境になった。
「視界良好!」。松田は笑顔で叫んだ。初打ちでテンションが上がり、15年は最高の滑り出しになった。「1月に入ったら、球をドンドン打っていく。もうお正月気分は終わりました」。長かった14年シーズンの疲れは癒え、頭の中はパッと切り替わった。
今後は温暖なグアムでベテランの松中と2人で自主トレを行う予定。さらなる打撃向上を目指し、現地で精力的にバットを振る考えだ。LED化だけでなく、ヤフオクドームはホームランテラスの新設により、本塁打の増加が予想されている。球場改革は野手のモチベーションになる。「ドームも変わるという話だし、明るくなって、狭くなれば、なおさらいい」。強力打線がさらなる進化の予感。LEDに照らされ、松田の鼻息は荒かった。【田口真一郎】



