ソフトバンク王貞治球団会長(74)が6日、日本一連覇を目指すナインに新春の「金言」を贈った。ヤフオクドームで行われた鏡開きに出席。今季から本拠地が「ホームランテラス」の新設で狭くなるが、投打ともに基本の重要性を説いた。
王球団会長の考え方は明確だった。今オフの球場改革が話題を集めている。ホームランテラスの新設により、フェンスが低くなり、右中間、左中間が約5メートル短くなる。戦い方が変わるのは明らか。選手はどう対応すればいいのか。
王会長
不利、有利はあるが、狭くても1-0の試合もある。大振りするのではなく、芯で打つこと。角度がつかなければ、ホームランにならない。投手は低めに投げて、ゴロを打たせれば、フェンスは越えない。今までよりも、丁寧に野球をすることを求められる。
昨年までとは違い、派手な野球でファンを楽しませる可能性は高い。しかし選手が自分のスタイルを見失ってはいけない。狭くなるからこそ、基本の重要性をあらためて説いた。「世界の王」がナインに贈る新春の金言だった。
オフには松坂大輔投手(34=メッツ)、リック・バンデンハーク投手(29=韓国サムスン)の先発補強を敢行。今季も優勝候補筆頭だ。
王会長
11球団が打倒ホークスの強い思いを持っている。倍、3倍の用意をして、相手の出方をドンと受け止める気持ちでやりたい。
工藤新監督のもと、日本一連覇という難題に挑戦する。戦力は充実している。投打ともに基本に立ち返れば、おのずと結果はついてくる。終盤に苦しんでつかんだ日本一の座。今季は横綱相撲で力強く前進することを望んだ。【田口真一郎】
◆ホームランテラス
昨年12月26日に正式発表された。高さ約5.8メートルの外野フェンス手前に高さ約4.2メートルのフェンスを新設し、新たな客席としてホームランテラスを設置。中堅と左翼、右翼間がより直線的となり、右中間、左中間は本塁からフェンスまでの距離が約5メートル縮まり、約110メートルとなる。ホームランテラスには右翼側にカウンター席、左翼側にテーブル席とペアシートが設けられる予定。



