かつてのエースをほうふつさせた。ヤクルトのドラフト1位左腕、竹下真吾投手(24=ヤマハ)が18日、プロ初のブルペンに入り、捕手を立たせたままで25球を投げ込んだ。
「バランスと指の感触を意識して、7割くらいの力で。まだそんなに力は入れてません」と平然としていたが、乾いた捕球音が響く度に、真中満監督(44)や高津投手コーチら首脳陣の視線は鋭さを増していった。
見届けた真中監督は「まだ立ち投げだけど、力強くて安定感がある。石井一久くらいの球の強さを感じた」と、かつてのチームメートの名前を出して期待を高めた。ともに180センチを超える本格派左腕で、速球と鋭いスライダーが武器。
伝え聞いた竹下は「本当ですか?
石井さんは球が速いしスライダーもキレキレ。うれしいです」と喜んだ。
ただし当人の希望は先発ではなく、抑えのエース。同じ「シンゴ」で背番号22だった高津コーチは「抑えは簡単じゃないけど、本人にその気があるなら抑えの道を究めてほしい」とエールを送る。「まずは7、8回をバシッと抑えてくれれば」と具体的な起用法を想定するほど、即戦力としての期待は大きい。まずは1軍、そして抑えのエースへ。1歩ずつ階段を上る。【松本岳志】



