右肘痛のためマイペース調整を続けている日本ハムのドラフト1位有原航平投手(22=早大)が、順調な回復をアピールした。18日、千葉・鎌ケ谷で行われている新人合同自主トレで、今オフ最長となる約60メートルのキャッチボールを行った。さらにカーブも3球ほど交ぜ「今日はスパイクを履いたので、距離を伸ばしてみました。問題なくできていると思います」と、晴れやかに振り返った。

 10日からスタートした合同自主トレは第3クールに入った。他選手とは別に、近距離でのキャッチボールを続けてきている有原だが、この日は、自身の判断で距離を前回練習の16日から10メートル伸ばした。ブルペン入りなどの予定はまだ立っておらず、「まだまだです」とは言いながらも、1歩ずつ着実に回復への道を進んでいる。

 練習後には新人選手歓迎式典に出席。「絵心はないです」と苦笑いしながらも、選ばれたファンの似顔絵を描くなど、初めての交流イベントを楽しんだ。「自分が頑張ることによって喜んでくれる人がいる。しっかりと頑張っていきたいなと思いました」。気持ちを新たにし、2月1日のキャンプイン、さらにその先を見据えていた。