中日ドラフト1位野村亮介投手(21=三菱日立パワーシステムズ横浜)が29日、森ヘッドコーチからスロー調整を容認された。この日、6日ぶりとなる投球練習を実施。「腕が振れた」と初めて捕手を座らせて直球34球を投げた。今季初実戦となる2月14日の韓国・サムスン戦に合わせて練習しているが、森ヘッドは「そこに投げなくてもいい。慌てることない。その後のオープン戦でいい」と説明した。

 “オレ流”調整を貫いてきた。27日に合同自主トレが始まり次々と先輩たちがブルペン入りしたが、野村は沈黙。初日から参加したメンバーでは最後のブルペン入りだった。森ヘッドは「でかい体だから角度はある」と評価しつつも「体ができないと故障につながる」と無理させない方針。ケガなどはないようだが、ここまでの練習でもランメニューで遅れるなどフィジカル面でのアピールができていない。