今年は用具も熱男ばい!

 ソフトバンク松田宣浩内野手(31)が5日、真っ赤なレガーズと肘当てで打撃練習を行った。今季のチームスローガンが「熱男」になったことを受け、用具メーカーに発注。この日初めて装着した。昨年は黒色の用具を使っていたが、今季は赤色に変更することも検討中。ムードメーカーの選手会長は「熱男」として今季に挑む思いも人一倍だ。

 チームきっての熱い男が、ド派手な真っ赤な装いで打撃練習に現れた。松田が手にしていたのは、今キャンプから使用している赤色のマスコットバット。そして左足には、この日解禁した炎のような赤色のレガーズを付け、左肘には同じ赤色の肘当てを装着。白、黒、黄を基調としたホークスのユニホームに映える真っ赤な用具で、スイングを刻んだ。

 「今年のスローガンが熱男だから、用具も熱男でいこうと思ってね」

 昨年の黒色のレガーズにはローマ字でフルネームが描かれていたが、新バージョンの赤レガーズには「MATCH」の文字。AとTの部分は松田のスイング姿がアルファベット風にかたどられているオリジナルのデザインだ。「これから試してみてだけど、赤か黒の二択になると思う」。ルール上、試合ではカラーバットは使用できないため、バットは練習のみの出番となるが、用具はチームスローガンに合わせ、赤色のものを使う可能性も十分ありそうだ。

 キャンプ第2クールを迎えたこの日は、フリー打撃の後、志願のロングティーを行うなど、練習メニューでも熱男ぶりを発揮。「実戦が始まる前に振り込んでおきたいからね」と、汗をぬぐった。

 フリー打撃では左投手時には外角球を右翼に運び、右投手時には内角を引っ張る練習を繰り返した松田。右投手では27スイング中、柵越えも6発放った。ティー打撃ではコースに応じたスイングを披露するなど、熱い男のバットが早くも熱気を帯びてきた。【福岡吉央】