中日ドラフト8位山本雅士投手(20=四国IL・徳島)が7日、初めてフリー打撃に登板した。いきなり昨季186安打の大島が相手。左右に打ち分けられたが、まともに捉えられた打球は数えるほど。得意のカットボールとカーブも試投した。

 「簡単に空振りはとれない。最低でもファウルにしてくる。やっぱり違いました。どんなコースや高さが打たれるのかがよく分かりました。収穫がありました」

 やや遅れてくる腕の振りで、谷繁兼任監督も「タイミングを取りづらそう」と評価。ブルペンでの生きのいい投げっぷりは存在感がある。ドラフト下位指名でも1位野村、2位浜田智に先駆けてフリー打撃登板を果たし「一足先に経験できました」とニッコリ。次クールから始まる実戦で勝負をかける。