<練習試合:日本ハム5-3KIA>◇17日◇沖縄・名護

 日本ハムの「かわいすぎるスラッガー」谷口雄也外野手(22)が今季1号を放つも、辛口評価を連発した。「6番中堅」で先発。2回の第1打席に初球を左翼芝生席に運んだが、その後の3打席は無安打。試合後、スポットライトのような夕日を受けた顔に、普段のキュートな笑顔はなかった。「まだまだ勉強不足だなと思いました。そのあとの出来が、内容が悪すぎたのでうれしくないです」。つぶらな瞳を、険しく光らせた。

 今季に懸ける熱い覚悟に、かわいらしさがかき消されている。外野のレギュラー争いは、故障明けの岡や新外国人ハーミッダら激戦区で、谷口は当落線上に立たされているのが現状。「主力が(試合に)出てきて、チャンスも段々少なくなってくる」と、危機感が強まっている。この日の本塁打後の3打席は、無安打2三振と続かなかった。「結果にあまり喜ばずに、もっともっと信頼されるように頑張りたい」。チャームポイントのアヒル口を強く、真一文字に結んだ。

 女子っぽさ全開の欠点克服に挑んでいる。X脚で内股気味なことから、デメリットが続出。外野として重要なスピードと送球力を生かし切れない面もある。この日の試合後も、紺田外野守備走塁コーチに歩く姿を後ろから見てもらいながら特訓。「毎日、やることばっかで必死です」と苦笑いも、男らしく闘志を燃やしていた。女優剛力彩芽似で、今や人気は全国区。今年は、ひと味違った魅力を届ける意気込みだ。【田中彩友美】