夢がふくらむ黄金新人コンビが加わった。東京6大学の慶大は5日、横浜市の同大グラウンドで新年の初練習を行った。高校通算76本塁打の慶応・谷田成吾外野手(3年)と同58本塁打の日大三・横尾俊建内野手(3年)が参加。江藤省三監督(69)は「初めてじゃないですか。これだけ有望な人が入ったのは。谷田は慣れてきたら打つでしょう。ティーを見ていたら今までとはモノが違う。横尾は上を絞って下に(筋肉が)ついたらいいだろうな」と期待した。

 谷田は甲子園出場こそないが、プロ志望届を出していれば上位指名が確実だった逸材。「高橋由伸さんの23本塁打を超えたい。3冠王も狙いたい」と大学の先輩を目標に掲げた。横尾は夏の甲子園で優勝した日大三の4番。「長打も打ててアベレージも残せる打者になりたい」と成長曲線を描いた。昨年の大学選手権準Vの慶大に、頼もしい長距離砲が2門加わった。