<仙台6大学野球:東北学院大4-2仙台大>◇第6節第2日◇6日◇東北福祉大野球場

 東北学院大は仙台大に連勝し、首位に並ぶ勝ち点4で今季2位以上を確定させた。延長10回タイブレークを制した第1戦に続いて初回に先制されたが、チーム一丸の粘りを発揮。2戦連続の逆転勝ちで、今春勝ち点を奪われた相手に雪辱した。

 秋連覇を狙う東北学院大がガッツポーズを連発させた。2-2の6回裏。この回先頭の6番小野智大(1年=宮城・利府)の三塁打でチャンスメーク。1死三塁から8番小山尚哉(2年=山形中央)が、スクイズ失敗後に中前勝ち越し打を放った。前打席まで打率1割で、9月18日の東北大戦以来15打席ぶりの安打。小山は「前の打席でもバントを失敗したので打てて良かった」と笑顔を見せた。

 1番遠藤聖拓主将(4年=利府)も3回に同点中前打。左翼守備でも、6回表2死一、二塁の窮地で左前打を捕球後、レーザービームで本塁アウトにした。3年生右腕・大山将(秋田・能代)も11安打2失点の粘投。連日の日替わりヒーロー誕生に、菅井徳雄監督(56)は「ナイスゲーム」と絶賛した。

 明治神宮野球大会・東北代表決定戦進出を決めた遠藤主将は「(リーグの)1位と2位では試合数が違う。1位になってその勢いで東北大会でも優勝したい」と、勝ち点4で並ぶ東北福祉大とのV決戦を見据えた。【佐々木雄高】