人生が大きく変わるサインとなった。日本ハム5位指名のJR東日本東北・森内寿春投手(26=青森大)が16日、仙台市内のホテルで契約金4500万、年俸1000万円(いずれも推定)で仮契約を交わした。各球団ノーマークだったが、ドラフト3日前の都市対抗野球で54年ぶりの完全試合を達成。社会人5年目で念願だったプロ入りを果たした。即戦力と期待される森内は「開幕1軍で、みなさんの前に姿を見せられるように頑張りたい」と闘志を燃やした。
JR東日本東北の藤井省二監督(49)は「本人もあきらめていたと思うが、あの試合が彼の人生を変えた。震災後、約2カ月間ボールを握れなかったが、精神面で成長した。続く選手たちの目標になってほしい」とエールを送った。交渉にあたった日本ハム今成スカウトは「完全試合は運だけではできない。精神力がすごい。監督の采配に応えて、いつでも、どこからでも投げられるオールラウンドなプレーヤーになってほしい」と期待した。
交渉前に「共に天下を」と書かれた栗山新監督のサイン色紙を受け取った。前日15日、尊敬するJR東日本東北の先輩、ソフトバンク摂津が日本シリーズ初勝利を挙げた。摂津のプロ入りも同じ26歳だった。森内は「負けないように頑張りたい」と活躍を誓った。【佐々木雄高】



