日本ハム栗山英樹監督(51)の熱く、純粋な思いは、ストレートに大谷の胸を打った。26日、花巻東のチームカラーである紫色のネクタイを締めて交渉に臨んだ指揮官は「自分の思いを、魂の部分を、言葉にして伝えさせていただきました」と話した。「すべてぶつけた?」と聞かれ「はい、ぶつけました。伝わった実感はある」。約1時間の交渉のうち、大半の時間は同監督の声が部屋に響いていた。

 -話した内容は

 栗山監督

 ある意味、去年までに戻って、取材者、解説者として話した。翻意をさせに来たわけじゃないから。メジャーで世界の天下を取るんだっていうのが大谷君の夢。そのためにどういう道があるのか、説明させてもらった。(前回手渡した)資料がすべてだった。(メジャーに行った選手たちの)いいものも、悪いものも話してあげたかった。

 -メジャー一本という本人の気持ちは変わったか

 栗山監督

 メジャーというのは変わらない。ただ何年か後にメジャーと考えたとき、そこまでどう過ごすのか、そこにいくまでの過程はいろいろある。いろいろあるうちの1つとして、説明させてもらった。意味はわかってもらえたと思う。

 -交渉は今回で最後?

 栗山監督

 何度でも来ますという話はしたんだけど、それも迷惑。球団の思いは話させてもらったので、あとは判断を待つしかない。僕は信じて待つだけ。

 -紫色のネクタイについて

 栗山監督

 意味はないよ。これしか持ってないから。パンツも紫だけど…意味はないです。

 -投手と野手の兼任については

 栗山監督

 勝手にイメージしてしゃべった。両方ともやれる可能性がある。どっちかを選ばなければいけないということはない。ファンもスーパースターを見たいわけだから。オレは勝手に妄想してしゃべった。(大谷本人は)苦笑いしていたけど。