阪神ドラフト1位の新日鉄住金鹿島・横山雄哉投手(20)が8日、G倒での2桁勝利と新人王獲得を目標に掲げた。大阪市内のホテルで新入団選手発表会が行われ、背番号「15」も発表。ドラフト制導入以降で虎の新人最多勝利も目指し、横山がプロとして第1歩を踏み出した。
背中に書かれた「15」を目指し、横山がプロのマウンドに立つ。この日、タテジマのユニホームを初めて身にまとった。背番号「15」に「好きな数字なのでうれしい」と目を輝かせた。目標の勝利数を聞かれ「(15勝は)そこまでは…」と一瞬言葉を詰まらせたが、力強い口調で言い直した。
「でも高く目標を持ちたいと思っています。先発のポジションなら2桁は勝って、チームを勝たせられる投球をしたいです」
2桁勝利を力強く宣言だ。ドラフト制導入以降、阪神の新人投手では67年江夏の12勝が最多。2桁勝利も、99年福原10勝、13年藤浪10勝の3人だけ。背番号と同じ白星の15勝を挙げたその時には、球団史を塗り替えていることになる。
「ドラフト1位という評価もしていただいた。それ以上の活躍をしたいとも思っています」
即戦力として期待される左腕は、伝統の一戦での登板も熱望した。「伝統の一戦と言われる戦いで、巨人の強力打線と言われる打線をねじ伏せるピッチングをしたい。インコースを攻め、突いていきたい」。今季はルーキーで5勝を挙げた岩崎も岩貞も立つことのなかった巨人戦マウンド。その先発マウンドに早々と立候補だ。球団創設80周年の来季、悲願のリーグ優勝を達成するために欠かせないG倒を、自らの手で実現する意気込みだ。
最速151キロの直球を武器に、強気に攻め込むイメージはできあがっている。最も対戦したいのは巨人阿部。「巨人の阿部慎之助選手はセ・リーグを代表する左打者だと思います。場面、場面で勝負強い打撃をする印象。自慢の真っすぐで打ち取れるようにしたい」と、真っ向勝負を宣言だ。
「新人王を取れるように頑張ります!」
15勝、G倒、阿部斬り。標的を1つずつクリアする。全て達成した先には、新人王がある。そして、最大の目標である優勝も待っているに違いない。【宮崎えり子】



