ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)日本代表が11日、甚大な被害があった2年前の東日本大震災に対して黙とうをささげた。

 決勝トーナメント進出決定から一夜明けたこの日、静養に充てた一部選手を除いて東京ドームで全体練習。その前の午前11時に、山本浩二監督(66)ら全員で約1分間、目をつぶって風化させない思いを胸に刻み、再出発した。山本監督は、日本野球機構を通じて声明を発表した。「今現在、我々、日本代表チームができることは、一生懸命プレーすることと祈ることです。侍ジャパンの戦いぶりを見ることで、被災者の皆さんが少しの間でも辛い思いを忘れ、笑顔を取り戻せてもらえるのであれば幸いです」。