長谷川出血も5度目防衛/ボクシング※画像クリックで拡大表示<ボクシング:WBC世界バンタム級タイトルマッチ12回戦>◇10日◇大阪府立体育会館

 王者長谷川穂積(27=真正)が5度目の防衛に成功した。指名挑戦者の同級1位シモーネ・マルドロット(29=イタリア)に3-0判定勝ちした。2回にパンチを受け、右目上に深い傷を負いながら戦った。

 「カットして不安になってしまった。自分のしたいボクシングができなかった。今日は負けないことが1番だと思っていた」。念願の米国進出に向け、内容も問われた戦い。序盤のハンディを考慮し、勝利を最優先に置いた。KOは逃したが、ジャッジが最大8点差をつける完勝だった。

 同級5度の防衛はファイティング原田、薬師寺保栄を抜いて国内新記録。長谷川は「記録では抜いても、内容では足元にも及ばない。少しでも近づけるようにしたい」とさらなる向上を誓っていた。[2008年1月11日2時52分]関連情報初代タイガーマスク直筆サイン入りフィギュア発売中!内藤大助特集はこちら興毅&大毅・亀田特集バトルの日刊!携帯サイト「ニッカン★バトル」だけの特別企画も満載!