ボクシングのWBC世界バンタム級王者山中慎介(32=帝拳)が26日、都内のジムで、4月16日の同級7位サンティリャンとの8度目の防衛戦(大阪ボディメーカーコロシアム)に向け、最長の10回のスパーリングを行った。

 序盤は右で距離を取る展開も、中盤以降は得意の左を的確に打ち込んだ。「パンチはある程度当てられたが、体重が外に逃げて乗り切れていなかった。ここからもう一段ギアを上げていきたい」と話した。地元滋賀の後援会が中心となり、この日までにチケットを2600枚以上売ったことも判明。昨年4月に続く関西での防衛戦に向け、順調に調整を進めている。