世界ボクシング協会(WBA)バンタム級タイトルマッチ12回戦が9日、米テキサス州ヒダルゴで行われ、挑戦者の23歳、亀田和毅(亀田)は王者のジェイミー・マクドネル(英国)に0-3で判定負けし、王座奪取に失敗した。

 これが初黒星で、戦績は32戦31勝(19KO)1敗になった。2度目の防衛に成功したマクドネルは29戦26勝(12KO)2敗1分け。

 亀田和は3回にダウンを奪いながらも手数で劣り、ジャッジの採点は3人とも113-114だった。陣営は判定を不服とし、WBAに再戦を求める方針を示唆した。

 世界ボクシング機構(WBO)がこの試合をWBAとの統一戦と認めなかったため、亀田和はWBOバンタム級王座を返上して臨んでいた。亀田3兄弟は所属ジム会長らが日本ボクシングコミッションから処分され、日本国内で試合ができない状態が続いている。