元世界3階級制覇王者亀田興毅(28)が5日、都内で取材に応じ、対戦に合意しているWBA世界スーパーフライ級王者河野公平(34=ワタナベ)陣営への不満を口にした。ワタナベジムが4日に、河野が肋骨(ろっこつ)を負傷したため9月以降に試合を延期すると発表。興毅は「けがはしょうがないが、電話で簡単な報告を受けただけ。細かい説明もまったくない。レントゲンを見せるとか、向こうには説明責任がある」と不信感を示した。

 7月末日の開催で交渉が進められてきた中での延期となったが「俺はミスタープラス思考。向こうが俺と戦うプレッシャーに負けたということ。この時点で俺の負けは絶対ない。そもそも、大舞台の経験が違う」と続けた。今後は都内のジムで練習を続け、試合1カ月前ごろから米国キャンプを行う予定。亀田3兄弟は、日本ボクシングコミッションによる亀田ジム会長らへの処分のため、国内で試合ができない。