関西出身で活躍し、明るく楽しい家庭作りをしている父親に贈られる「ベスト・プラウド・ファーザー賞in関西」の表彰式が17日、大阪市内のホテルで行われ、スポーツ部門では滋賀県出身のプロボクサー、WBC世界バンタム級王者山中慎介(32=帝拳)が受賞した。

 山中は「奥さんから『私もベストファーザーと思うよ』とポロッと言われて、泣きそうになるくらいうれしかった」と感激の表情。「この賞で子育てのハードルがすごく上がった」と苦笑しながらも「嫁の目も厳しくなると思う。ますます家族の柱として頑張りたい。次も勝って、また2人の子供をリングに上げて、記念にしたい」と語った。

 他の受賞者は、文化部門が大相撲の横綱白鵬。政治部門が和歌山県の仁坂吉伸知事。経済部門が(株)サクラクレパス会長の西村貞一氏。芸能部門が、タレントの森脇健児。一般部門が、朝日放送・喜多ゆかりアナウンサーの父勲氏。特別部門が、ベトナム孤児81人の養父で俳優の杉良太郎に、それぞれ決まった。