プロボクシングのWBC世界バンタム級王者山中慎介(33=帝拳)が沖縄での走り込み合宿3日目となる29日、午前に砂浜で約1時間の長距離走、午後は陸上競技場を使い短距離走とフィジカル系の強化メニューで体を追い込んだ。キャンプには、かねて帝拳ジムと関係の深い元世界2階級王者長谷川穂積(35=真正)も合流。

 長谷川も年内の世界挑戦を目指し、充実の合宿を送っている。「ほかの3人から良い刺激をもらっている。気分転換にもなる」と精力的に走り込んだ。前WBCスーパーフェザー級王者三浦は「すごいメンバーなので気合が入る」。WBCライト級王者リナレスは9月にWBA王者との統一戦が控えており「ヤバイ」と悲鳴を上げながらも、必死にメニューをこなしていた。