WBC世界バンタム級王者山中慎介(34=帝拳)が12日、住まいのある東京・中野区で開かれた「まかないフェス」のトークイベントに出演した。

 先日、同区の名誉区民となったサウスポーは、「日本王者になるまではすべて飲食店でアルバイトしてきて、一番の目的はまかないでしたね。1食分は大きかった」と話し出すと、「あ、そういえば…」と述懐。「弁当屋、居酒屋、ラーメン屋と、働いてきた3店舗ともにお店がつぶれてますね。全滅です。なんだか、ですね」と心苦しそうに振り返った。

 現在は11度の防衛に成功している。トークでは肉にかけて「29」回の防衛を求められる場面もあったが、「その頃にはよぼよぼで、つえを突いて入場してますね」と、鋭い“カウンター”で会場を笑わせていた。