世界ボクシング協会(WBA)フライ級王者の井岡一翔(27=井岡)が14日、4度目の防衛戦(12月31日・島津アリーナ京都)へ向け、和歌山県白浜町で合宿を開始した。いつも通り、ランニングを中心としたメニューで足腰を鍛える方針で「闘える自信を得るためにやっている。打ち合いに勝てる下半身をつくりたい」と意欲的に話した。

 過去2戦はいずれも終盤の11回にKO勝ち。円熟期を迎えている王者は、同級暫定王者のスタンプ・キャットニワット(タイ)とのWBA王座統一戦に臨む。「自分との闘い。しんどくなったときに自分を追い込めるようにやる」と厳しい姿勢を強調した。

 今回は元世界バンタム級王者の薬師寺保栄氏が、ジムの選手を連れて参加しており「防衛がたくさんできる選手は自己管理がしっかりできている」と井岡の姿勢に感心していた。