WBO世界スーパーフライ級タイトル戦で王者井上尚弥(23=大橋)に挑戦する前WBA同級王者河野公平(36=ワタナベ)が20日、都内のワタナベジムで公開練習を行った。

 前日までで84回のスパーリングをこなしたという河野は、ミット打ちなど軽めの調整で練習を終えた。「今回はコンディションもばっちり。特に下半身強化をテーマにやってきた。井上は最高の選手だが、全力で相手のやりにくい攻めをして、最後は倒す」とKO宣言した。

 渡辺均会長も「予想は8対2ぐらいだろうが、河野はこれまで誰とやっても接戦に持ち込んでいる。いいときのロハスやソリスとも接戦になった。井上がそれより全然いいとは思わない。私はワクワクしていますよ」と余裕の表情で話していた。