ボクシングのWBO世界スーパーウエルター級5位亀海喜寛(34=帝拳)が王座決定戦(8月26日、米ロサンゼルス)に挑むことが25日に正式発表された。

 都内のジムで練習後、「偉大な選手とやれるのがうれしい」と声を弾ませたのは、相手が元4階級王者ミゲール・コット(プエルトリコ)だから。「10年以上前、世界王者になる前から大ファンだった」中量級のスーパースターとの対戦に「巡り合わせですね」と感慨深げに話した。米国を主戦場とし「日本でのファンは10人くらい」と自嘲するが、ジムの後輩の村田諒太も自身のフェイスブックで、「こんな心躍るカードが決まるなんて、まさに日本人史上最大の試合かもしれません」とコメントするほど。超大物を下し、一気に名をなす。