ボクシングのWBA世界ミドル級新王者となった村田諒太(31=帝拳)が、変わらぬ「挑戦」を誓った。直接再戦となった前王者アッサン・エンダム(フランス)を棄権による7回終了TKOで下してから一夜明けた23日、都内ジムで会見を行った。

 

 五輪に続く偉業を達成し、村田は各方面に引っ張りだこになりそうだ。エンダムとの2試合とも密着取材を続けてきたNHKは、関係者が「紅白に出てくれたら。話をしたい」と明かす。大みそかの国民的番組「紅白歌合戦」はその年の顔が審査員を務めるが、金メダルを獲得したロンドン五輪が行われた12年は出演していない。オファーに応えれば、初の登場となる。

 5月の対戦が現実味を帯びた2月から、約8カ月間休むことなく走り続けてきた。さすがに心身ともに疲労を感じ、「2週間は休みたい」と話す。その後は出身の関西などでも表彰などが続きそうでベルトを片手に忙しい日々となりそうだ。