全日本は20日、都内の事務所で会見し、プロレスラーとものまね芸人などがタッグを組んで戦うF-1タッグタイトルマッチ、王者武藤敬司(45)、神奈月組-挑戦者神取忍、前田健組を発表した。両タッグは12月14日、東京・後楽園ホールで行われる全日本ファン感謝デーで雌雄を決する。

 この日、会見した前田は「このたび出場依頼を受けた男の中の女、前田です。女の中の男、神取さんと組んで女らしい姿でリングに上がりたい。武藤社長の裸を見るとボーッとする。ベルトよりも奪いたいものがあるわ」と意味深な発言で周囲をおののかせた。さすがの武藤も「おれの貞操とベルト、どっちを取るかと言ったら貞操だよ。ベルトは投げ出してもいいよ」と、展開によっては試合放棄も辞さない構えを見せた。

 ちなみにこの試合のルールは前田の要望で、急所攻撃は認められることとなった。ある意味、最強の挑戦者が王者組の前に立ちはだかることとなった。