<ゼロワン:東京大会>◇8日◇東京・後楽園ホール

 夏のシングル最強決定戦「火祭り」に初参戦した曙(40)は決定戦進出を逃し、プロレス初タイトル奪取に失敗した。公式戦Aブロックは、自分のほかに3人が勝ち点5の首位に並ぶ大激戦で、優勝決定戦前に代表者決定の4WAYマッチが行われた。曙は得意の体当たりなどで試合を優位に進め、日高郁人をフォール。これで勝ったかと思いきや、ほぼ同時に佐藤耕平が大谷晋二郎を飛龍原爆固めで沈めており、レフェリーは佐藤の勝利を認めた。

 7月の大会開幕前には、自分の角界入りに尽力してくれた知人のラリーさんが米ハワイで死去。弔いを誓って迎えた大会だったが、タイトルには届かなかった。「ゼロワンにやり残しができた。次は全勝優勝を目指し、全員をつぶす」と雪辱を誓った。