<ノア:創立10周年記念興行>◇22日◇東京・有明コロシアム◇5500人

 秋山準が、1年ぶりのGHCヘビー級王座返り咲きに失敗した。序盤から王者杉浦貴の攻撃に押され気味に。得意のランニングニーなどで反撃したが、五輪予選スラム2連発、さらに雪崩式の五輪予選スラムと大技を次々と食らって、25分25秒で力尽きた。1年前、椎間板(ついかんばん)ヘルニアのため返上したベルトの奪回を目指していた。逆に杉浦の勢いを見せつけられる結果に、「強かった。本当に。練習のたまものだな」と完敗を認めた。ただ、王座返り咲きをあきらめたわけではない。「三沢(光晴=故人)さんだって、45歳でチャンピオンになっているというのもあるから、おれはそれを目指す」と力強く言った。