<アイスリボン:北海道大会>◇10日◇北海道・札幌テイセンホール◇304人

 道産子タッグが王座奪取に失敗した。アイスリボン初の北海道大会のメーンで、岩見沢市出身の星ハム子(27)と札幌市出身の帯広さやか(24=19時女子)がインターナショナルリボンタッグ王者さくらえみ(34)高橋奈苗(31=フリー)に挑戦。キャリア2年半の星と半年に満たない帯広にとって、15年選手の王者組は大きな壁だが、地元ファンや家族の声援を背に奮闘をみせ、ボロボロにされながらも食らいついていくなど、地元でのベルト奪取へ強い気持ちを見せた。しかし、最後は星が奈苗のイクボムに沈み奪取失敗。試合後は勝敗よりも試合内容を反省し、星は「地元だから挑戦させてもらえたのにダメだった。いつも『次は』と言ってるけど、いつもチャンスをいかすことができていない」と涙を止めることができなかった。初の札幌大会にさくらは「まだまだ可能性はある」と手応えを感じたことを明かし「またいつかは」と今後の開催にも前向きだった。