<プロボクシング:東洋太平洋スーパーフライ級王座決定戦12回戦>◇28日◇東京・後楽園ホール◇観衆1400人

 宮田ジムの「ポスト内藤大助」と期待されるWBA世界スーパーフライ級12位粉川拓也が、東洋太平洋同級1位ダニーロ・ペ-ニャ(フィリピン)を負傷判定で下した。粉川は頭から前進してくるサウスポーの相手に戸惑ったが、3回に右ストレートでダウンを奪取。その後ペーニャが偶然のバッティングで右目上を負傷。6回に続行不可能と判断され、負傷判定となった。

 負傷判定ながら3-0で勝利し、初めて王座を奪取した粉川だが「頭から来るって分かっていたけどやりづらかった。でもさばかないと上に行けない」と反省しきり。「まだまだですね」と笑顔は少なめだった。

 粉川の戦績は17勝(10KO)1敗。