<新日本:東京大会>◇7日◇後楽園ホール◇1900人

 G1タッグリーグ決勝トーナメントが行われ、永田裕志、井上亘組の青義軍タッグが優勝した。まず準決勝でバーナード、アンダーソン組と対戦。井上がスピアーオブジャスティスからの体固めで、アンダーソンを破り決勝に進んだ。

 前年度の王者タッグを倒した2人は、内藤哲也、高橋裕二郎組との決勝に臨んだ。永田は声を張り上げ、高橋にカウンターのひざ蹴りをヒット。井上はエルボー連打で2人を同時に相手し、攻撃をかわす素早い動きで相手の誤爆を誘った。最後は井上がスピアーオブジャスティスからの片エビ固めで高橋を破り、17分49秒の激闘にピリオドを打った。

 1年前、伸び悩んでいた井上をたたき直すため、永田が結成したのが青義軍。井上は「永田さんに張り飛ばされても、(壁を)突破できると思ってやってきた」。井上の成長ぶりに、永田はリング上で涙。「今日は井上に任せた部分もあった。自信になるんじゃないか」と目を細めていた。