女子プロレス団体LLPWの神取忍(46)と井上貴子(41)が日刊スポーツ新聞社を訪れ、25日の銀座ベノア大会をPRした。LLPWは09年5月に遠藤美月が社長を電撃辞任、今年7月には立野記代(45=引退)が退団するなど、開店休業状態が続いていた。再び社長に就任した神取は「(議員)バッチを落としたことで、もう一度プロレスを通じてみんなを元気を与えていきたい」とLLPWの「バージョンアップ」を決断。その第1弾興行で入場料を「1円以上」とし、一部をいじめ撲滅運動団体へ寄付する。「いじめ問題は根も深いし、なかなか解決するものじゃないけど、できることをやって、お互い助け合ってなくしていきたい」と意欲を見せる。貴子は「ワタシ達の特技はプロレスです」をコンセプトに、歌やダンス、グラビアやモデルもこなせる井上貴子2世を生み出す企画「VoLume2」をスタートさせる。「プロレスをやりたくて入ってきた子をアイドルにするには難しい。最初からそういう気持ちで集まってもらえれば」と、自身の経験をいかした新たな形でアイドルレスラーを育成する。ほかにもネットを通じて試合を生中継するなど、数々の新企画でLLPW第2章がスタート。神取は「基本はみんなで元気になること。楽しんでもらって『またプロレスごっこやりたいよね』っていう気持ちに戻ってもらいたい」と来場を呼びかけた。動画はこちら(http://douga.nikkansports.com/interview/interview_100890.html)。