<Krush:初代王座決定トーナメント>◇9日◇東京・後楽園ホール◇観衆2100人

 昨年のK-1

 MAX世界一決定トーナメントで準優勝した佐藤嘉洋(29=名古屋JKファクトリー)が、辛勝で新年のスタートを切った。メーンのスーパーファイト70キロ級に出場。キックボクシング、ムエタイで世界4冠王のシェムシ・ベキリ(24=スイス)に2-1で判定勝ちした。相手のハードパンチと切れ味鋭い回し蹴りに手を焼いたが、ローキックを軸に落ち着いた試合運びで11年初戦を制した。佐藤は「相手を研究していて、ただ者じゃないと分かった。延長戦になっても間違いなく勝てたと思うけれど、ホッとしました」と笑顔だった。