ボクシング、プロレスなど格闘技の聖地となる東京・後楽園ホールが東日本大震災の影響で天井部分がゆがみ、当面、興行を開催しない方針を12日までに決めた。同ホールの其田鯉宏支配人は「天井にゆがみ、それに伴う照明を含めて建物の修復にかなりの時間を要する可能性がある。当面、興行は中止せざるを得ない」と説明した。12日に開催予定だったWBC女子トリプル世界戦に加え、13日の新日本キック興行、14日のプロボクシング・ダブル日本タイトル戦の中止を決定したが、18日までの興行も中止する方向で、主催者にお願いをしているという。

 其田支配人は「週明けには修復にかかる期間が見えてくると思う」との見通しを口にした。