<総合格闘技:DEEP53

 ミドル級(83・9キロ以下)小路晃引退試合>◇22日◇東京・後楽園ホール◇1768人

 小路晃(37=小路道場)が、競技人生にピリオドを打った。既に現役引退を表明して、この日のメーンで三崎和雄(34=フリー)と対戦。2回1分13秒に激しく打ち合い、最後は三崎に連打を浴びてレフェリーストップによるTKO負けを喫した。試合後の引退セレモニーではファンや知人、関係者から拍手とねぎらいの言葉を贈られて涙。小路は「15年前に後楽園ホールでデビューし、ここで最後の試合をやれて最高の気分です。思い残すことがないくらい、充実していました。これからは武闘家として修行し、格闘技界に恩返しをしたい」と話した。今後は総合格闘技界のOBクラブを立ち上げ、地域貢献活動や後進の指導にあたる。