<プロボクシング:WBA世界ミドル級タイトルマッチ12回戦>◇12日(日本時間13日)◇ウクライナ・ブロバリ、アイス・プレイス“ターミナル”

 WBA同級8位の淵上誠(28=八王子中屋)が、世界戦初挑戦でタイトル獲得のチャンスを逃した。WBA世界同級王者ジェナディ・ゴロフキン(30=カザフスタン)と対戦。1回に右目の上をカットして流血すると、2回にカウンター気味の右フックを浴びてダウン。3回にも左右のフックから2度目のダウンを奪われた。立ち上がって試合を続行したが、再び連打を浴びたところでレフェリーストップのTKO負け。海外開催の日本人世界戦は、36回連続で失敗となった。

 元日本同級王者の淵上は鹿児島・阿久根市出身で、プロ戦績は通算19勝(10KO)7敗。04年アテネ五輪銀メダリストの王者ゴロフキンは、プロ通算23勝(20KO)無敗となった。